Round 7: -OKAYAMA(岡山国際サーキット) 2014/9/28決勝
予選でまさかの転倒も決勝でリカバー (予選:7番手 決勝:2位)

シリーズ第7戦を迎えた全日本ロードレース選手権。舞台は、岡山県・岡山国際サーキットだ。モリワキと裕紀が何度もテストを行ってきているだけにマシンの状態をジャッジするのに最適なコースの一つでもある。

OKAYAMA事前テストからマシンセットを詰めていき、感触は悪くはなかったが周りのライバルもタイムを伸ばしてきていた。中でも渡辺一馬選手は1分31秒台に入れており、決勝でも強力なライバルになることは間違いなかった。渡辺選手がライディングするのは、Moto2を席巻しているカレックスのマシン。世界を目指すモリワキと裕紀にとって超えて行かなくてはならない相手でもある。

OKAYAMA公式予選は波乱の展開となった。真っ先にコースインした裕紀は、そのままペースを上げて行く。しかし3周目のアトウッドカーブでまさかの転倒を喫してしまう。その直後に他のライダーも転倒し、コース上にマシンが残ってしまったために赤旗が提示される。この中断は裕紀にとって幸運だった。裕紀は転倒で右肩を脱臼。自分自身で肩を入れダメージのあるマシンでピットまで戻ってくる。(写真提供:N.SASAKI)

OKAYAMAモリワキのメカニックが懸命にマシンを修復してくれたおかげで、残り5分というところでコースに戻りタイムアタックを敢行。最後の最後に1分31秒台に入れるものの、この周に転倒したライダーがあり再び赤旗が提示されセッションは終了となる。このため裕紀のタイムは無効となりポジションは転倒直前にマークしたタイムで7番手となってしまう。
裕紀は、痛めた肩をアイシングして、少しでも回復するように努めた。決勝日朝のウォームアップ走行では、ただ一人1分31秒台に入れる1分31秒576をマークしトップタイム。決勝に向けて準備は整いつつあった。

OKAYAMA3列目のアウト側に並んだ裕紀は、いつも通りスタートダッシュを見せ、1コーナーへは4番手で入っていく。続くアトウッドカーブで渡辺選手をかわして3番手に浮上。さらにバックストレートで岩田選手をかわし、ヘアピンでは井筒選手のインに入り込むが、立ち上がりで井筒選手が前に出ていく。しかし、続くダブルヘアピン1個目の進入で井筒選手をかわしトップに浮上。オープニングラップをトップで終えると、いつものようにペースを上げて行く。この裕紀についてこられたのは、井筒選手と渡辺選手だった。

OKAYAMAレース中盤には、三つ巴のトップ争いとなっていたが、井筒選手が10周目に転倒し渡辺選手との一騎打ちとなる。続く11周目のヘアピンで裕紀は、渡辺選手にかわされ2番手に後退。その後、後方でチャンスを伺うが、今回は渡辺選手のペースがよく勝負を仕掛けるところまで差を詰められず悔しい2位。ただ、肩の状態や、タイトル争いを考えれば上出来だったと言えるだろう。

次回は、裕紀とモリワキが今シーズンの最大の目標にしてきたと言っても過言ではない日本グランプリ。全力で臨む覚悟だ。

OKAYAMA高橋裕紀「予選で転倒してしまいチームに迷惑をかけてしまい申し訳なかったですね。ただ、今回は、この転倒がなくても勝てていたかは分かりません。事前テストから渡辺選手のペースがいいのは分かっていましたし難しかったと思います。次回は、いよいよ日本グランプリです。モリワキ応援席の皆さんを始め、応援してくださる皆さんの期待に応えられるように今の自分の力を全て発揮できるようにチームと共に努力します。応援よろしくお願いします!」