Round 14: アラゴンGP(モーターランド・アラゴン) 2011/9/18
ニューシャーシ投入も歯車は噛み合わず…(予選:14番手 決勝:31位)

浮上のきっかけをつかんだサンマリノGPから2週間。第14戦アラゴンGPを迎えた。その間、バレンシアでモリワキのニューシャーシのテストを行い、そのポテンシャルに手応えを感じていた。9月13日(火)には、フランス・アレスで開催された富沢祥也追悼イベント“SHOYA'S DAY”に出席。気合い十分でアラゴン入りした裕紀だったが…。

ARAGON ニューシャーシの投入を決めた裕紀は、まずはベースセットを出す作業にかかった。しかし、フリープラクティス2は、停電のためセッションがキャンセルされてしまう。少しでも多く走りたい裕紀にとって、これは痛かった。

公式予選では、2種類あるタイヤのうち、タイムアタック用に温存していたタイヤがあった。その前に履いていたタイヤで、いい感触があり、タイムも縮まってきていた。“これならばタイヤを履き替えれば、いいタイムを出せるはず”と思っていた。そしてセッション終盤に、満を持してタイヤを交換してコースに出て行くが、そこら中に、裕紀を待ってタイムを出そうとしているライダーが道を阻む。毎周、2、3台をかわしながらのタイムアタックとなったが、実は、とっておいたタイヤより、最初に履いていたタイヤの方が、現状のマシンとコンディションに合っていたことが判明してしまう。“タイヤを替える前のもので出ていったときに、2周目でベストが出ていたんです。3周目にいかずにピットに戻ってしまっていたので、もう1周アタックしていれば、もっとタイムは出たと思います”と裕紀。結局、そのタイムがベストとなり予選は14番手となってしまう。ただ、決勝に向けては、タイヤチョイスが分かり、プラスの材料となった。

ARAGON決勝朝のウォームアップ走行でもマシンを少しでも詰め、グリッドに並んだ。オープニングラップの混乱の中、裕紀は順位を下げてしまい19番手でコントロールラインを通過。そこから1台、また1台と大混戦の中、順位を上げてきていた。それと同時に、かなり無理をしなければならない状態であった。14番手までポジションを回復した12周目の11コーナーで痛恨の転倒。再スタートするが、最後尾までポジションを落としてしまう。それでも、マシンのデータを少しでも取りたい裕紀は、レースを続行し、31位でチェッカーフラッグを受けた。

ARAGON高橋裕紀「レースは、大混戦となっていたので、少し無理をしないと前に出ていけませんでしたが、11コーナーでちょうどギャップをひろってしまい転倒してしまいました。転倒後も、レースを走り切れましたし、データを残すことができたので、次回につながると思います。ツインリンクもてぎは、知り尽くしているコースなので、マシンを仕上げて、日本のファンの皆さんの前で、いいレースができるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします」