ここ2戦、原因不明の不調に悩まされ、どん底を味わった裕紀。第13戦サンマリノGPが行われるミザノサーキットは、チームのワークショップが近く、ホームグランプリとなるだけに、ここから巻き返していきたいところ。マシンは、8月上旬にテストを行ったデータを生かしたセットから走り出すと、ようやく普通に攻めていける感触が戻って来ていた。フリープラクティス2で9番手につけ、初日を終えていた。
レースウイーク2日目となる土曜日は、フリープラクティス3で4番手につけると、さらにセッティングを詰め公式予選に臨んだ。セッション終盤にタイムアタックに入ると3番手に食い込み、上昇気流に乗っていた。
決勝レースが始まると、スタートは決まったのだが1コーナーから2コーナーへの切り返しでスピード差があったマルケスと接触しそうになり、これを避けるためにアクセルを戻すと、一気に2台に抜かれてしまう。2周目には、コルシに抜かれ6番手にポジションダウン。トップグループの後方につけながらも、チャンスをうかがっていた裕紀だったが、コルシを抜きあぐんでいると、後方にいたデ・アンジェリスがコルシをかわして背後にくると強引にパスされてしまう。裕紀もようやく12周目にコルシをかわし7番手に浮上するが、今回のレースは、このポジションのままゴールすることになった。それでも、今までの悪い流れを断ち切る、手応えのあるレースとなった。
裕紀は、週末にスペイン・バレンシアで行われる合同テストに参加。そこで2012年モデルのモリワキMD600を初ライド。次戦、アラゴンにも投入される予定だ。
高橋裕紀「今回は、チームのホームグランプリだけに、必ずいい結果を出したいと思っていました。チームやモリワキさんの後押しのおかげで久しぶりにフロントロウに並ぶことができました。決勝でも表彰台を狙っていたのですが、他車との接触を避けるために走行ラインを外すと、順位を落としてしまいました。順位は、もちろん納得いくものではありませんが、ようやく普通に攻められる状態になってきましたし、やっとレースをしたという感じです。次回は、来季モデルのMD600をライディングする予定なので、すごく楽しみです。アラゴンで、さらにいいマシンに仕上げて、日本グランプリでいいところをお見せできるように頑張ります! ぜひツインリンクもてぎに応援に来てください!! よろしくお願いします」