Round 9: ドイツGP(ザクセンリンク) 2011/7/17
予選の転倒から狂った歯車(予選:13番手 決勝:リタイア)

GERMANYMotoGPロードレース世界選手権も第9戦ドイツを迎え、裕紀の戦うMoto2クラスは今回が前半戦の最後となり、ちょうど折り返しとなる。ここ4戦表彰台から遠ざかっている裕紀は、前回の反省を生かし今年のベースセットから走り出した。まずはフリープラクティス1で7番手、そしてフリープラクティス2では3番手につけ、上々の手応えを感じ、初日を終えていた。

土曜日午前中のフリープラクティス3ではトップタイムをマークし、フロントロウはもちろんポールポジションも狙って意気揚々と予選に臨む。

コースインし順調にポジションを上げていったところまではよかったが、目の前を走っていたブラッドリー・スミスが急にスローダウン。スミスを避けるためにラインを外してブレーキをかけるが、あっと言う間に転倒してしまう。何とかピットに戻り、残り4分で再スタートするが、マシンが完全に修復されておらず、再び転倒を喫してしまう。最初の転倒の前に出したタイムがベストで13番手となっていただけに、不完全燃焼な予選となってしまった。

決勝日朝のウォームアップでは、マシンの状態を確認し、7番手につけていた裕紀。決勝での巻き返しを狙っていたのだが…。

GERMANYスタートは今回もうまく決まり、1コーナーのアクシデントにも巻き込まれずオープニングラップは11番手でホームストレートに戻ってくる。MotoGPが開催されているサーキットの中で、最もタイトと言われているザクセンリンク。過去には250ccクラスで優勝も記録している。この得意なコースで追い上げていきたい裕紀だったが、序盤の混戦の中、一進一退を繰り返す。

レース中盤になっても、混戦は変わらず、6位争いの集団の中に裕紀はいた。しかし、10周目辺りからエンジンのパワーが落ちてくる。何とかポイントを獲ろうとゴールを目指す裕紀だったが、エンジンが先に音を上げてしまいコースサイドにマシンを止めたのだった。

GERMANY高橋裕紀「予選で転倒するまでは、いい流れできていました。今年のベースセットから走り出して、少しアジャストするぐらいで、すぐにタイムも出ていましたし、今回こそ、うまくいくと自分でも思っていましたから…。1回目の転倒は、運がありませんでしたが、あそこから歯車が狂ってしまいました。これから日本に帰りますが、リフレッシュして、次回のブルノから、いい流れを引き寄せたいと思っています」