Round 7: オランダGP(アッセン) 2011/6/25
気まぐれなダッチウェザー。勝利の女神は微笑まなかった…(予選:5番手 決勝:リタイア)

目まぐるしく変わる天気で有名な“ダッチウェザー”。今年もライダーたちを翻弄した。さらにイギリスに続き、低い気温となったため、グリップ不足に悩まされた。

初日はウエットとなったが、セッションの終盤にオイルをまき散らしたマシンがあり、次々に転倒。裕紀はオイルが出たことを確認しピットに戻ったため難を逃れたが、オイルが大量にコースに出たため、午後のセッションは全クラス中止となってしまった。
どちらもフィーリングは、悪くなかったのだが…。
予選はドライで始まったが、セッション中盤から雨が落ちてくる。裕紀は序盤からタイムを出しながらセッティングを進めていくが、不安定な天候のため思うようにセットが進まない。それでも5番手につけ、雨でもドライでもまずまずの仕上がりだった。

ASSEN125ccクラスのレース終盤から雨が降り始め路面はウエットとなっていくが、グリッドに着く頃は雨は弱くなっていた。難しいコンディションの中、レースはスタート。裕紀は、好スタートを切り4番手で1コーナーに進入。序盤の混戦の中、順位を落とすものの、しっかりトップグループにつけ、ペースが落ち着くまで様子を見る。不安定なコンディションのため、転倒するライダーも多く、レース序盤でトップグループは、裕紀を含む4台に絞られていく。

ASSEN4番手につけながらトップ3の動向をうかがっていた裕紀だったが、残り7周となったところで動いた。トップ争いが混戦となったスキを突き、ソフォーグル、そしてスミスをかわし、一気に2番手に浮上。トップを走るマルケスのテールを追う。その直後だった。前の周より、僅かにペースが速くなっていたことと、雨が強くなっていたことが重なったのか、裕紀はいきなりマシンから放り出されてしまう。射程に入っていた今季初勝利は、一瞬のうちに遠ざかってしまったのだった。

ASSEN高橋裕紀「ブレーキとかアクセルとか関係なく、あっと言う間に転倒していました。決して無理はしていなかったですし、優勝を狙っていたので悔しいですね。腰を強打していますが、次戦のイタリアは連戦ですし、大きなケガがなかったのが不幸中の幸いです。気持ちを切り換えてムジェロでいいリザルトを残せるよう頑張ります」