Round 5: カタルーニャGP(カタルーニャ) 2011/6/5
無念のレーシングアクシデント(予選:3番手 決勝:リタイア)

MotoGPは、再びスペインの地にやってきた。ここから約一カ月半の間に5レースをこなす過密スケジュールとなっているだけに、シーズンの行方を大きく左右すると言える。第5戦カタルニアは、昨年、Moto2クラス初優勝を飾ったコース。さらに第3戦3位、第4戦2位と調子を上げて来ているだけに、当然優勝候補に挙げられていた。

CATALUNYA今回は、金曜日からニューシャーシを投入。裕紀が、今まで欲しかったところが改良されていることを確認。ポジティブな部分が多かったため、ニューシャーシを使うことを決めた。ただ、新しいだけにデータは全くないところからのスタート。セッション毎にセッティングを進めマシンを仕上げていった。
このレースウイークは、スペインにしては、珍しく雨の予報が出ていた。実際、雨は降ったものの、Moto2クラスのセッションは、すべてドライコンディションで行われた。金曜、土曜と午前中のセッションでは、セットが決まらず下位に沈むが、公式予選では、本人の予想を上回るタイムを記録し、3番手に食い込む。

CATALUNYAフロントロウ3番手グリッドから好スタートを切った裕紀だったが、激しく攻め立てるライバルたちの様子を見つつ、タイヤをいたわりながら周回を重ねる。「トップが逃げそうではなかったし、みんなのタイヤがすべり始めるのを待ってから前に行こうと思っていました」と裕紀。そして、6周目の3コーナーで直前を走るルティが転倒。これを避けるためにアクセルを緩めたところに、スミスが追突してきたため裕紀は転倒を喫し、アスファルトに叩きつけられてしまう。後続のマシンが次々と通過し、危険な状態だったが、無事にグラベルまで避難し、事なきを得ていた。しかし、好調だっただけに悔しいレースとなってしまった。

CATALUNYA高橋裕紀「バイクの状態もよかったのですが、それほど無理できる状態ではなかったので、周りの状況を見ていました。そろそろ前に出ていきたいと思っていた矢先のアクシデントでした。悔しいですが、連戦となるので、かすり傷で済んでよかったと思っています。次回は、昨年苦戦したシルバーストーンですが、モリワキならば確実に速く走ることができるので楽しみです」