Round 15: マレーシアGP(セパン) 2010/10/10
今回のようなことが二度とないように…(予選:18番手 決勝:リタイア)

 MALAYSIA母国グランプリを終え5日後に始まったマレーシアグランプリ。そこは灼熱の熱帯地方だった。3週連続レースの真ん中となった今回のレースは、裕紀のレース人生において二度とあってほしくないことが起きてしまった。

問題が起きたのは初日だった。走り始めるとブレーキがなぜか効かない。マレーシア・セパンサーキットはツインリンクもてぎと同じくストップ・アンド・ゴーのレイアウトが多いサーキット。ハードブレーキングが多く、ブレーキが重要なことは言うまでもない。原因はすぐ解明できたが、あいにくスペアのパーツがなく、まともに走れない状態で26番手と出遅れてしまった。
2日目は、代用パーツをとりあえず使用。初日に比べれば、だいぶよくなったものの、やはり普段使っているものとはフィーリングが違う。ただでさえシビアなコントロールを必要とするマシンだけに、レースに向けては厳しい状況に変わりはなかった。

 MALAYSIA18番手グリッドからスタートした裕紀は、まずまずのスタートを切ると、混戦の中、順位を入れ換えながらラップを重ねていく。しかし、いつものフィーリングにはほど遠い状態だった。それでも何とか一つでも上のポジションを目指していたが、9周目の最終コーナーで前をゆくライダーをかわそうとした際に、フロントから転倒を喫してしまう。ケガがなかったのが不幸中の幸いだった。

 MALAYSIA高橋裕紀「なかなか、いつも通り攻めていけることができなくて、集団の中で、もがいていたのですが、ちょっと無理した瞬間、フロントが切れ込んで転んでしまいました。今回はマシンに問題があったとは言え、二度とこのようなことがないようにしていきたいです」