Round 5: イギリスGP(シルバーストーン) 2010/6/20
苦闘、新生シルバーストーン(予選:38番手 決勝:18位)

GREAT BRITAINスローペースで行われてきたMotoGPも、今回の第5戦イギリスから3連戦となるのを始め、最終戦まで怒濤のスケジュールが続いていく。イギリスの舞台となるのは24年ぶりの開催となるシルバーストーン。リニューアルされ1周が5.902kmという、MotoGPが開催されている中でも長いコースとなっている。事前テストはなく、誰もが初めて走るコース。火曜日に現地に入った裕紀は念入りに下見を行い、フリー走行に備えた。
金曜日は今にも雨が落ちてきそうな曇り空。125ccクラス、MotoGPクラスはドライで行われたが、Moto2クラスの走行直前に雨が落ち、最初の走行はウエットコンディションとなった。まずはコースの感触を確かめるように慎重に周回を重ねた。

初めてドライコンディションとなった土曜日のシルバーストーン。フリー走行から、マシンがうまくコースに合わずに苦戦。それでも最後のアタックでタイムを出したものの、表示は“CANCEL”となっていた。ニューコースだけに、5コーナーと10コーナーにショートカットできる部分があった。5コーナーのショートカットが禁止されていることは把握していた裕紀だが、10コーナーが予選からショートカット禁止になった情報を聞いていなかったのだ。予選中も、なぜかタイムが表示されず、チームに確認していたもののチームからインフォメーションされずにタイムはキャンセルされてしまっていたのだ。チームは主催者側に抗議するものの認められず、グリッドは最後尾の10列目38番手となってしまう。
もしタイムが認められていれば14番手。ポールポジションからコンマ3秒差だっただけに、決勝で追い上げていきたいところだった。しかし、マシン状態は今ひとつ。コーナーの立ち上がりで暴れる問題を抱えたままレースを迎える。

GREAT BRITAINまずまずのスタートを見せた裕紀だったが、序盤は大混戦となり、抜いても、マシンが暴れてしまっているうちに抜き返されてしまう展開が続く。それでも冷静に周りの状況を読むと、レース中盤には26番手まで浮上。さらにレース終盤にポジションを上げると、ラストラップには5つポジションを上げて18位でフィニッシュ。ポイントをとることはできなかったが、貴重なデータを残すレースとなった。

GREAT BRITAIN高橋裕紀「今回は何をやってもマシンが暴れてしまい、レース中も振り落とされないように、しがみついているのがやっとの状態でした。レース序盤は大混戦だったので、なかなか前にいけませんでしたが、中盤以降に様子を見ながらポジションを上げていきました。ラストラップは接触しながらもポジションを上げてゴールできました。苦しい中でも完走できたことで、次につながるレースができたと思います」