Round 4: イタリアGP(ムジェロ) 2010/6/6
現状ベストのレースメイク(予選:19番手 決勝:8位)

ITALIA2005年に世界へフル参戦を開始して以来、昨年までイタリアをベースに戦ってきた裕紀にとって、第2のホームとも言えるレース。ムジェロは1周が長く、アップダウンがあり、コーナーとコーナーのつながりを、いかに攻めていくかがポイントの一つになる。裕紀は、このコースを得意としており、走るのを楽しみにしていた。
しかし、そんな思いは、金曜日に走り始めた瞬間に吹き飛んでいた。現状で抱えている問題を、いかにセッティングで解決するか…。チームスタッフと一丸になって考えていった。初日は7番手だったが、予選で最後のアタック中に、一線を越えてしまい転倒、19番手に沈んでしまった。

その後も、決勝日朝のフリー走行でもセッティングを変更。今回は、すべてのセッションでセッティングを大きく変更して臨んでいた。その中で光明が見えてきていたが、ここまで3戦中2戦で転倒を喫しているだけに、レースでの完走はマスト項目だった。

ITALIA路面温度が50度を超える真夏のような暑さの中、スタートしたレース。裕紀は好スタートを切り、オープニングラップで12番手に浮上。マシンはレースウイークでは一番いい状態、混戦の中で、さらに前を狙っていくが、ここで無理をすればカタールやル・マンの二の足を踏んでしまう。2位争いの集団の後方につけていたが、レース終盤には8位争いの集団となっていた。残り3周、裕紀はデ・アンジェリスやフリアン・シモン、アレックス・デボンなどとバトルを展開。集団の前に出ると、ラストラップを何とか抑えきり8位でチェッカー。現状でベストとも言えるレースメイクをしたのだった。

ITALIA高橋裕紀「何とか決勝に帳尻を合わせた形でしたが、ちょっと攻めるとネガな部分が出てしまい、セーブしながらレース終盤を迎えて、最終ラップは何とか抑えきって集団の前でゴールができました。今、自分たちに必要なことはレースに完走することだったので、結果こそ決してよくはないですが、充実したレース内容だったと思います。イギリスから続く3連戦をしっかり戦っていきたいです」