MotoGPクラス2戦目で早くも迎えた日本グランプリ。ホームラウンドということもあり、多くの期待が集まるのを実感していた。期待に応えるためにも、ベストを尽くすことを第一に裕紀はツインリンクもてぎに入っていた。しかし、開幕戦カタールに続き、目まぐるしく変わる天候に翻弄されるレースウイークとなってしまう。
初日は僅か1セッション45分という限られた時間の中で、ギアレシオを確認し、セットアップを進める。「ツインリンクもてぎは、知っているコースなので走りやすいですね」と、他のコースに比べれば走り込んでいる時間が多いコースだけにタイムの出し方も心得ている。この日は、1分50秒404で13番手だったが、トップとの差も少なく、決勝に向けていいスタートとなっていた。
土曜日は雨模様となり、MotoGPで初めてのウエットセッション。ここで裕紀は、セッション開始直後から快走し、リーダータワーの上位につける。「ウエットはいい感触だったし、限界を知るために、ある程度攻めておこうと思っていました」と裕紀。予選を見据え、ウエットのセットを詰めフリー走行は12番手で終了。しかし、その後、雨足が強まり公式予選がキャンセル。フリー走行の結果でグリッドが決まることになり、ドライコンディションだった金曜日の順位で決勝はスタートする。
5列目13番手グリッドからスタートした裕紀は、まずまずのスタートを見せ、1コーナーをクリア。2コーナー、3コーナー、4コーナーと混戦の中、前をいくライダーをうかがう。そして5コーナーのブレーキングで、スタート直後、特有の混戦の中、前を走るヘイデンに接触。そのままグラベルで転倒してしまい、1周もしないまま日本グランプリを終える結果となってしまった。
高橋裕紀「MotoGPクラスで初めての母国グランプリということで、多くの方から応援していただいているのも分かりましたし、特別な気持ちもありました。全セッションが違うコンディションでしたし、MotoGPでウエットコンディションも初めてでした。レースは残念な結果となってしまいましたが、もっといい成績を出せるように前向きに頑張ります。応援ありがとうございました」