Round 4: 中国GP(上海) 2008/5/4
無念のマシントラブル! 上海で得た自信(予選:10番手 決勝:7位)

China第4戦中国の舞台となる上海サーキットは、コース幅が広くストレートの長い高速サーキット。開発がストップしているホンダを駆る裕紀にとって難しいレースになることは分かっていた。少しでもレースを有利に進めるためにも、一つでも前のグリッドからスタートしたかった。
今回も走り始めからマシンのフィーリングはよく、予選初日は10番手につけた。予選2日目はセッション開始直後に最初のアタックを決め、7番手に浮上。ニュータイヤに履き替えて、さらに上を狙おうとタイムアタックに入った周に、2コーナーでハイサイドを食らい転倒。裕紀曰く“あんなに(ハイサイドで)飛ばされたのは初めて。自分のレース人生で一番飛ばされた”というほど激しいクラッシュだった。この転倒で右足の甲を骨折したが、一昨年の大腿骨の骨折の影響で痛みを感じないため、決勝に向けて気合いを入れ直した。

決勝日は天気が一転し、予報通り雨が降ってくる。決勝までには、ほぼ止んでいたが、ほとんどのライダーがレインタイヤでスタートした。序盤はトップ集団の後方につけ、落ち着いて周回を重ねていく。レース中盤になると、徐々に路面も乾きトップを走っていたバウティスタなど数台が転倒、裕紀はポジションを上げていく。そして10周目には3番手に浮上し、後続を引き離していく。レース終盤には、その座を確固たるものとしたかと思われていた。しかし…。ラストラップに入り、チェッカーまであとわずかというところでエンジントラブルが発生。だましだましゴールを目指して走行を続けるが、最終コーナーで再びエンジンが息の根を止めてしまった。スローダウンした裕紀の横を4台のマシンが通り抜けていく。裕紀は、そのまま惰性でゴールラインを通過し7位でチェッカー。コンクリートウォールにマシンを立てかけ、悔しさをあらわにした。

China高橋裕紀「最終コーナーの手前でトラブルが発生して、エンジンをかけてみたら、かかった。そのとき後ろを見たらパシーニがいたので“3位でゴールできる!”と思ったけれど、最終コーナーでまたトラブルが出てしまいコースアウト。そのまま惰性でゴールとなってしまいました。悔しいけれどトラブル以外は次回につながるレースができたと思う。へレスのときよりもトップに近い位置を走れていたし、また自信になったかな。次回は初優勝したル・マン。頑張りますので応援よろしくお願いします!」