鈴鹿8耐決勝に向けて限られた時間の中で確実にステップアップを重ねてきた裕紀とジョナサン・レイ。その成果を発揮すべくレースに臨んだのだが…。
第1ライダーのレイは、好スタートを見せ、2分8秒台というハイペースで展開されたトップグループにつける健闘を見せていた。しかし、21周目のデグナーカーブでコースアウトを喫してしまう。すぐに再スタートを切るが、6番手に順位を下げていた。レイからバトンを受け取った裕紀も、その差を挽回しようと攻めの走りを見せたが、41周目のシケインで転倒してしまう。幸いマシンに大きなダメージがなかったため、そのまま走行を続ける。そしてスタートから3時間が過ぎたころ西コースから雨が落ちてくる。2回目の走行中だった裕紀は、ここで絶妙な判断を見せピットインせずに走り続ける。今年はグランプリでも不安定なコンディションでのレースが多かったため、その経験が役に立ったという。他のチームの脱落もあり順位は3番手にまで浮上していたが、レイがスプーンカーブで転倒。今度は再スタートできず、そのままリタイアとなってしまった。
高橋裕紀「ジョニーと短い時間でマシンをセットアップして、できる限りのことをして決勝に挑んだ。最初のスティントでジョニーが転倒してしまったので、挽回しようと攻めていたらボクも転倒してしまった。そんなアクシデントがあったにも関わらず、他チームの脱落もあって3番手を走れていた。結果的にジョニーの元気のいい走りが有り余って転倒リタイアとなってしまったけれど、その走りにはいい刺激を受けた。またチャンスがあればジョニーと組んでリベンジしたいですね。」