Round 18: バレンシアGP(バレンシア) 2008/10/26
250ccでの集大成。ラストレースを2位で飾る!(予選:10番手 決勝:2位)

Valencia全日本で3シーズン、そして世界で4シーズン走り続けてきた2ストローク250ccクラス。2009年シーズンからのMotoGP昇格が決まっている裕紀にとって、最終戦バレンシアが250ccクラスラストレースとなる。バレンシアは得意なコースだが、ちょうど2年前に大腿骨を折る大ケガをしている。今まで培ったことを全て出し切り、悔いのないレースをすることだけを考えて臨んだ。
初日は雨、順位こそ12番手だったが、感触は悪くなく出だしは悪くなかった。予選2日目は、このレースウイークで初めてドライコンディションとなり、一つでも上のグリッドを狙おうと、ペースメーカーを探していた。しかし、そうこうしているうちにタイムを出し損ねてしまい完全にタイミングを外してしまう。「こんなことなら、一人でアタックすればよかった」と悔しい予選となってしまう。フロント周りに問題を抱え、250cc最後のレースだから、と余計なことを考えすぎていたことが予選の失敗につながってしまった。

そんな邪念を振り払いスターティンググリッドに並ぶ。スタートがまずまず決まった裕紀は、序盤からファステストラップをたたき出す走りで、トップグループに食らいついていく。レース序盤のトップグループは6台が形成。裕紀はシモンチェリ、ロカテッリにストレートで前に行かれてもブレーキングで前に出るガッツのある走りを見せる。その後、シモンチェリが前に出て行くとペースが上がるが、裕紀は、またもファステストラップを記録、シモンチェリを先頭にカリオ、シモン、裕紀のトップ争いとなる。裕紀は10周目にシモンをパスし、3番手に浮上。シモンは遅れていき、一台、また一台とトップグループから脱落していく。

「転んじゃいけないけれど、転んでもいいぐらいの気持ちで走っていた」という裕紀だったが、終盤に入ると序盤から酷使したタイヤが悲鳴を上げ、何度も大きなスライドを起こし、シモンチェリ、カリオに離されてしまう。しかし、最終ラップにカリオが転倒。裕紀は2位でチェッカーフラッグを受け、250ccクラス最後のレースをいい形で終える結果となった。

Valencia高橋裕紀「ここ数戦、レース序盤にタイヤを温存しようとしてトップグループに離されてしまっていたので、今回は序盤からプッシュしていきました。タイヤがタレたら、その時点でどうするか考えようと思っていた。終盤は何度も転びそうになってしまい、トップに離されてしまったけれど、今までやってきたことは、すべて出し切ることができたので納得しています。月曜日からMotoGPの初テストがありますが、意外に落ちついています。今は、シーズンを戦い終えた安堵でいっぱいですが、すぐにテストに向けたミーティングがあるし、いよいよ新たなチャレンジが始まります。2008年シーズンも、本当に多くの応援をいただき、ありがとうございました。来シーズンも、よろしくお願いします!」