肌寒かったオーストラリアから熱帯のマレーシアと連戦となった終盤戦。マレーシアは、昨年、ケガから復帰間もない走りで4位に入賞したコースだけに相性は、いい方だった。
初日は天気が安定せず、雨が降り乾いていく状態。フリープラクティス、予選1回目と、暑いところに来たこともあり、まずは走り込みながら少しずつセッティングを詰めていこう、とメカニックと話し合って決める。予選2日目は、身体の調子がよくなってきたこともあり、久しぶりにバイクの状態を感覚的に感じることができ、よくない部分を的確に指摘し、セットアップを進めることができていた。
迎えた決勝、スタートはうまく決まったものの、2コーナーにインから入るとデ・アンジェリスにアウトからかぶせられてしまい接触。このアクシデントで遅れてしまうが、すぐにペースをつかむと、予選タイムも上回る自己ベストを連発し、トップグループの後方に追いついていく。このまま順位を上げ、レース終盤に勝負をかけたかったが、その思いとは裏腹に、ガソリンが減ってくると、マシンの挙動がおかしくなってくる。トップグループから徐々に離されてしまい、その差を挽回しようとライディングを変えて、ペースを上げるが、ミスも出てしまい順位を落としてしまい悔しい9位でゴールすることになった。
高橋裕紀「マシン的な問題ではなく、自分に細かいミスが出てしまいトップグループに離されてしまった。昨年は4位になっているけれど、今回は、そのときのレースタイムを上回っていても、この順位。まだ身体は完璧じゃないけれど、今年の250ccクラスのレベルが上がっていることを思い知らされたレースだった。次回のバレンシアは、去年ケガをしたけれど好きなコースなので来シーズンにつなげられるレースをしたい」