Round 18: バレンシアGP(バレンシア) 2007/10/21
来年につながる今年一番のレース(予選:3番手 決勝:8位)

Valencia2007年シーズンも、いよいよ最終戦バレンシアを迎えた。昨年、この地で右足の大腿骨、頸骨、腓骨を骨折する大ケガを負いちょうど一年が経った。今シーズンは、このケガからの回復のために、裕紀はずっと戦ってきた。一歩進んで足踏みを繰り返しながら、着実に前進してきた成果を、因縁の地で見せる構えだった。
今回はマシンのジオメトリーを変更し、それがピタリとハマり“理想のバイクになった”という。その言葉通り、初日は2番手、2日目は3番手にポジションを一つ落としたものの久しぶりのフロントロウをゲット。マシンは、細かいアジャストだけでタイヤセレクトも問題なく、あとはレースを迎えるだけだった。

フロントロウからクラッチミートはよかったが、1コーナーで飲み込まれてしまい7番手に下がってしまう。ここで“早く挽回したい”という焦りが出てしまった裕紀は、フルタンク状態で突っ込みすぎてしまい、逆に順位を落としてしまう。その後、自分のペースを取り戻すが、すでにトップグループからは引き離されてしまっていた。ペース的にはトップグループと変わらない走りを見せていた裕紀は、レース終盤に5位争いの集団に追いつき、ホルヘ・ロレンゾの後方、8位でチェッカーフラッグを受けた。
3年間、苦楽をともにしてきたスタッフの中には、今回が最後になるメンバーもいた。それだけに表彰台に上がりたい思いも強かった。レース内容は決して悪くなかっただけに来シーズンに、この悔しさをぶつける覚悟だ。

Valencia高橋裕紀「まだ“レース感”を完全に取り戻せていなかったのか序盤はふがいない走りをしてしまった。でもレースウイークを通して考えると決勝の順位以外は、いい走りができたし、来シーズンにつながるレースになったと思う。大ケガから、ちょうど一年、やっとここまで戻ってきた実感があった。今シーズンは、なかなか期待に応えられなかったですが、それでも応援してくれた皆さんに本当に感謝しています。来シーズンも全力で頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!」