Round 8: オランダGP(アッセン) 2006/6/24
オープニングラップが全てだった(予選:5位 決勝:6位)

Netherlands伝統のダッチTTの舞台となるアッセン。今年は、大幅にサーキットレイアウトが改修されたためニューサーキットとなる。予選は、気まぐれなダッチウェザーに悩まされるものの、マシンのセットアップも順調に進み、アベレージスピードも上々。タイヤも決まり、レースを待つのみとなっていたのだが…。

オープニングラップのアクシデントが全てだった。予選5番手グリッドから、今回も好スタートを決めた裕紀は、1コーナーを5番手でクリア。前を行く青山周平をかわそうとインに入り、マシンをバンクさせた、その瞬間、青いバイクが視界に入ってきた。気付いたときにはアレックス・デ・アンジェリスに追突されていた。このあおりを受けた裕紀は、前の周平に追突しコースアウト。追い上げのレースを強いられてしまう。この接触の影響でブレーキレバーとチャンバーが破損、エンジンにもトラブルが出てしまうが、徐々にペースをつかんだ裕紀は、1台、また1台とポジションを上げ、4周目には8番手まで上がっていた。ここからは、前を行くマルコ・シモンチェリとのバトルがチェッカーまで続くことになる。両者はポジションを入れかえながら、中盤に共にアンソニー・ウエストをかわし6位をかけた争いとなっていく。シモンチェリのテールをピタリとマークし、冷静にパッシングポイントを探る裕紀。勝負はファイナルラップのシケインへのブレーキングだった。ここで計算通りにシモンチェリを仕留めた裕紀は、6位でゴール。ランキング3位をキープした。

Netherlands高橋裕紀「1周目が全てでした。あそこにいた自分が悪いのかもしれませんが、許せない気持ちもありますね。転ばなかったのが不幸中の幸い。ランキング3位もキープできたし、まだ運があるのかもしれない。ブレーキレバーが曲がっていたので、たたいて直して追い上げていくときは目標にしているタイムで走ることができたし、アクシデント以外は次につながる走りができたと思う。ドニントンパーク、ザクセンリンクと好きなコースが続くので、この悔しさを爆発させたいですね」